人気ブランド携帯カバー出澤剛社長に聞いた。(聞き手/ダイヤモンド

 無料対話アプリを手掛けるLINEが7月に日米同時上場した。いまや日本国内のスマートフォンユーザーの中でLINEを使った経験がない人を探すほうが大変だと言えるくらい急成長した同社だが、ここからの成長をどう描いているのか。 人気ブランド携帯カバー出澤剛社長に聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集長 深澤 献) ● 重点市場は日本のほか タイ、台湾、インドネシアの4ヵ国  ――改めて、上場した狙いとこれからの成長戦略をどう描いているか、聞かせてください。 エルメス iphone7ケース  出澤 上場した狙いは大きく2つあります。一つは資金調達。 シリコンiPhoneケース非常に競争が激しく、動きも速い世界なので、そこで大きな挑戦をしていくためです。もう一つは、社会の公器となるため。 シャネルiphone7ケース今、我々はコミュニケーションのインフラになりつつあると思っています。上場という形で社会の公器になって、情報も適切に開示させていただいて健全性を保ち、そして新しい株主の方に入っていただくことで、経営の独立性を持ってやっていきます。 シャネルiphone7ケース  ――よく聞かれていると思いますが、韓国の親会社「NAVER」との関係はどうなっていますか。上場後も80%程度と株式保有率は高くなっていますが。 シリコンiPhoneケース  出澤 従前からLINEの意思決定というのはLINE社でやってますし、親会社に関して言うと非常に理解があります。親会社は、そのまま任せて現地化していくことこそが成功の近道だという考え方、哲学を持ってるんです。 シリコンiPhoneケースなので非常に信頼してもらって、ほとんどすべてのことはここで決めているという状況です。非常に良い関係ですし、独立性は当初から確保された状態でやっています。 シャネルiphone6 ケース  ――今回、日米同時上場ですが、事業面で米国市場を意識している?   出澤 LINEの事業は完全にアジアの4ヵ国、日本、タイ、台湾、インドネシアにフォーカスしていますので、米国での短期的なユーザー獲得などのイメージはありません。ただ、我々がこれからやっていくサービスのための技術の取り入れや、インターネットやAIなどの最先端企業との関わり合いなど、そういう意味で米国は重要だと考えています。 シリコンiPhoneケース  ――LINE事業は開始から5年ですが、世界を狙うというときに、なぜ、日本とタイと台湾とインドネシアの4ヵ国にしたのですか? もっと広げたいと思った時期もあったのでは。  出澤 事業展開していく市場を見るときに重要なのは、スマートフォンの普及率です。 シャネルiphone7ケース我々のような事業は友達が友達を呼ぶサービスで、AとBというサービスがあった場合にどういう基準で選ばれるかと言えば、友達がいっぱいいる方が選ばれます。ですから、1位のサービスはどんどん強くなり、2位、3位は非常に厳しくなる、という構造です。 エルメス iphone7ケース  すでにスマートフォンの普及率が高い国に進出してしまうと、この構造を覆すのは難しい。我々の見立てだとスマートフォンのシェアが50%を超えてくるとちょっと厳しいなということがあり、過去の施策などを元に冷静に判断していく中で、今の段階ではアジアに絞ったほうがいいだろう、と。 シャネルiphone7ケースそこで特に去年くらいから先ほど挙げたアジア4ヵ国にフォーカスしています。  ――4ヵ国の戦略はそれぞれ別個で考えるのか、それとも、全体をつなげて考えるのですか。 シャネルiphone7ケース  出澤 グローバル戦略で最も大事にしているのがローカライズです。ローカライズを超えてさらに、徹底的なローカライズという意味で「カルチャライズ」という言葉もよく使っているのですが、同じアジアで“似ている”と言っても文化的な背景や現地の流行りで趣向は左右されます。 シリコンiPhoneケース  例えばタイのユーザーさんが一番大事にする、よく出てくるキーワードは「家族」です。他の国より家族や家族と過ごす時間を大事にします。 ルイヴィトンiphone7ケースそれがインドネシアでは「学校の友達」です。  なので、例えばタイでテレビCMやマーケティングをやるときは「家族」を大きなセールスポイントにしますし、インドネシアでは「学校の友達」とそのつながりを大事に考え、日本では入れていない「同級生を探す」という機能を入れるなど、徹底的にローカライズ、カルチャライズしています。 シリコンiPhoneケースアップルが記者向けにアップル表参道でのiPhone購入体験会を開催。普段はあまりフォーカスがあたることがないアップルストアでの"特別な購入体験"とは?  読者の皆さんは「アップルストアでできること」と聞いて最初に思い浮かべるものはなんでしょうか。 シャネルiphone7ケースSIMロックフリーiPhoneを買う場所、Macの購入。あるいはマシンにトラブルがおきたときに修理する場所、という人もいるかもしれません。 シャネルiphone7ケース    でも、”大手3キャリアのiPhoneアップルストアでも買える、しかもちょっと特別なアプリを使って"ということはほとんどの人が知らないんじゃないでしょうか。    先日、アップルは記者向けにアップルストアでのiPhone購入体験会を開催しました。 リンゴマークのシャツを来たジーニアスと、iPhone選びから購入完了までの流れを体験できる会、というのはたしかにあまり取材の機会がない。ということで行ってきました。 グッチiPhone7ケース   iPhone7買うならここ!? アップルストア謹製の料金プラン比較アプリ「プランジーニアス」を見てきた 写真:アスキー  今回の体験店舗は『アップル表参道』。アップルウォッチャーな人はご存知かもしれませんが、8月半ばに名称変更があり、今後公式には"アップルストア"という名称は使わないことになりました(記事中ではわかりづらいので、一般名称は"アップルストア"としてます)。 グッチiPhone7ケース    購入の流れ自体は、量販店での端末選びに近いです。ただし、応対してくれるのがアップルのジーニアスで、また契約までの接客が丁寧なことが大きな違いでしょうか。 シャネルiphone6 ケース  量販店の説明が雑だとは思いませんが、"契約希望のお客を効率よく契約完了まで持っていく"のが量販店だとしたら、アップル表参道では"端末選びからプラン選び、各種設定から初開封までをいかに楽しませるか"に力を注いでる印象です。    たとえば、プラン選びに関しても、わかりにくさを感じさせないように、なんと専用アプリをつくっていました。 シリコンiPhoneケースこれ、アップルファンなら一度見ておいていいと思いますよ。    アプリの名前は『Plan Genius(プランジーニアス)』。 シリコンiPhoneケースiPhoneを公式に扱う全キャリアのプランを網羅していて、自分が選んだプランで月額いくらかかるのかなどをアップル流のUIで比較検討できるツールです。    ジーニアスの説明を聞きながら、プランジーニアスを使って、総数2016件もある組み合わせのなかから、自分にぴったりの1つのプランに絞り込んでいきます。 シャネルiphone7ケース  このアプリのできがとても良くて、「しっかり選んで、しっかりわかった」と思わせるのは流石の演出ですね。プラン選びは量販店でも同じようにやりますが、パンフレットをにらみながら決めてください、なんてヤボなことは言わないのがアップル流です。 ルイヴィトンiphone6sケース    取材は「はじめてiPhone SEを買う人」という想定で進んで行きます。今回の想定キャリアはKDDIシャネルiphone7ケースどのiPhoneにするか選んだら、アップル表参道の場合はB1Fに移動します(キャリアによっては、1Fのままで契約までいけたりもするらしい)。    B1Fにある契約用のMacBook Proでキャリアへの登録処理を済ませたら、自分が選んだiPhoneSIMカードが届きます。 シャネルiphone7ケース    キャリアショップや量販店の場合、SIMカードは装着済みで渡されることが多いと思いですが、ジーニアスによれば、アップルストアの場合はあえて"自分でSIMカードを挿入してもらう"というプロセスを入れてると言います。これは、SIMロックフリー端末の販売店でもあるアップルストアの立ち位置のせいもあるかもしれません。 シャネルiphone7ケース  それにしてもこの購入体験は何かに似てると思っていたら、説明を聞いていて気づきました。自動車ディーラーでクルマを購入する時の体験に似てる。 エルメスiphone6ケース初めてのクルマを前に、ウィンカーの出し方からガスコックの開け方まで懇切丁寧に教えてくれる、というあのワクワク体験に近いものです。    そして端末を開封。 シャネルiphone6 ケース初回の設定操作を進めていき、アップルIDも入力して(アップルIDを持っていない場合は取得の手伝いもしてくれます)、KDDIの場合は必要ならiTunesストアでの"キャリア決済"の設定までやってくれて、設定完了。  名無しのiPhoneが、無事、自分のiPhoneになりました。 iphone6s plusケース